
スターバックスコーヒージャパン(東京)は24日、聴覚障害のある従業員を中心に運営する国内初の店舗を、東京都国立市に27日オープンすると発表した。ダイバーシティ(人材の多様性)推進の一環で、店内でのやりとりは主に手話や筆談、指さしで行う。顧客に手話などを身近に感じてもらう狙いもある。
店舗スタッフ25人のうち、19人が聴覚障害者。注文カウンターには指さしで商品を選べるメニューや、話した言葉が文字で表示されるシステムを導入。店内には指文字や手話のあいさつなどを示すイラストをあしらった。
同様の店は、海外ではマレーシアなどに4店ある。聴覚障害のある従業員が主体となることで、健常者との情報量の違いなどに負担・不安を感じず能力を発揮しやすくなると期待されるという。
JIJI Press