
カルドン・アズハリ
東京―7月1日、茂木外務大臣はサウジアラビアの外相と電話会談を行い、両国に滞在する自国民の保護をはじめ、新型コロナウイルス対策で引き続き協力していくことで一致した。
東京の外務省からの発表によると、茂木敏充外務大臣は、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード・サウジアラビア王国外務大臣との電話会談で
、サウジアラビアがG20議長国としてG20首脳テレビ会合を開催するなど、国際社会の感染防止対策を主導していることを評価した。そしてサウジアラビアに在住する邦人の出国に際してサウジアラビア政府から得られた協力に対し謝意を表明した。
また茂木大臣は、原油価格の下落や新型コロナウイルスの感染拡大の中でサウジアラビアの脱石油及び産業多角化に向けた改革の重要性が増していること、そして日本が官民挙げて改革に協力する姿勢は揺るがないことをファイサル外相に伝えた。
更に両外相は「日・サウジ・ビジョン2030」の枠組みやG20リヤド・サミットの成功に向けた協力を通じて二国間関係を更に強化する方針を確認、中東情勢や国際場裡における協力についても意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致した。