


アラブニュース日本
東京:約300人のウイグル人、チベット人、香港人のデモ参加者が、7月12日、東京都内をデモ行進し、それぞれの地域において中国が実施している政策を非難した。
ウイグル族とチベット族出身の少数民族の参加者は、スローガンを叫びながら東京の街頭を行進し、彼らが植民地主義の一種とみなす「中国による弾圧」からの独立を求める横断幕を掲げた。
ウイグル人は、新疆ウイグル自治区のイスラム民族である。彼らは、自分たちの領土を「東トルクメニスタン」に改名することを望んでいるという。
デモ参加者は、少数民族は収容所で抑圧や強制労働の対象となり、中国政府への忠誠を誓わせられていると主張した。
デモに参加していた香港から亡命者は、「一国二制度」政策を脅かす、6月30日に可決された新国家安全保障法への懸念を表明した。同法は、香港人の中国への引き渡しを可能とするものである。またこれにより、離反、破壊、テロ、共謀などの罪を犯したと認められた者には無期懲役が科されうることになる。
英国による香港の中国への引き渡しを受けて、香港人は政治的独立と表現の自由を保持する権利を求めてデモを行ってきた。
7月12日のデモでは、中国の習近平国家主席を皮肉った肖像画を持つ参加者も見られた。
デモ参加者は声を上げながら東京の通りを歩き、中にはアメリカの国旗を持ち、アメリカの政権との連帯を強調する者もいた。