

アラブ・ニュース・ジャパン
ドバイ・メディア・オフィスによると、アラブ首長国連邦(UAE)は、木曜日、火星探査機ホープ・プローブの新たな打ち上げ予定日が7月20日から21日となる見込みであると発表した。
日本の種子島の不安定な気象条件により、UAEは火星探査機の打ち上げをこれまでに2回延期しなければならなかった。
日本に滞在中の打ち上げチームは今後数日間気象条件を注視することになるとドバイ・メディア・オフィスはツイートした。打ち上げの詳細な日時は未確定である。
UAEの火星探査機「Hope」は7月15日、日本の種子島宇宙センターから赤い惑星に向けて、6カ月間の飛行のために、発射されることになっていた。火星で「Hope」は周回し、大気に関するデータを送り返すことになっている。
しかし、この場所周辺の嵐雲が最初の発射を遅らせた、と火星探査ミッションからの声明は述べていた。
「Hope探査機が最小限レベルのエネルギーを消費して、最短時間で到着できるように、地球と火星の軌道を注意深く検討した後、この発射は設定された」と、この声明は述べていた。
石油輸出国であるUAEは、炭化水素から脱却して多角化を図り、知識を基盤とした経済を発展させる取り組みの一環として、2021までに火星に到着することを目指して、2014年にこのミッション計画を初めて発表した。
940万人の人口を持つが、その大半が外国人労働者であるUAEは、宇宙旅行大国としての科学的・産業的基盤を欠いている。UAEは国内での宇宙科学の専門知識を育てるために、ナショナル・スペース・プログラムを立ち上げた。
ハザ・アル・マンスーリ氏は2019年9月、国際宇宙ステーションへ飛行した、UAE国民で初めての宇宙飛行士となった。
ロイター通信