
アラブニュースジャパン
岩手県沿岸部の大槌町の人々はビデオの中で、2011年の東日本大震災後にサウジアラビアから受けた救援への感謝を伝えた。
サウジアラビアからの救援物資は、液化石油ガス(LPガス)の無償提供という形で送られた。大槌町は、この交流を経て、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるサウジアラビアの「ありがとうホストタウン」に指定された。
大槌町の住民は7月にサウジアラビアとその文化について学ぶ機会を得た。講座は、主に宿泊施設やその他の事業に従事する住民を対象に行われた。
オリンピックでサウジアラビアの選手を迎えるための準備として、彼らはハラール料理や日々の祈りなどの伝統を含むサウジアラビアの文化的側面について学んだ。
国際協力機構(JICA)は、大槌町で高校生など若い世代を対象とした講演会を開催した。参加者は、現地駐在員からサウジアラビアの伝統や様々な技術協力の取り組みについて学んだ。
大槌町では、オリンピック開催期間中に、試合の様子を紹介するパブリックイベントを複数回開催する予定だ。また、選手や住民との国際交流イベントも予定している。