
日本政府は今後数週間のうちに、予防接種の取り組み促進を目指して、東京と大阪にワクチンを投与する大規模なワクチン接種センターを開設する予定である、と地元メディアは日曜日伝えた。
日本は今月、相当数の高齢者世代を対象にワクチン接種を開始したが、医療関係者によると、一般の多くがワクチンを接種できるようになるまで、冬(12月~2月)まで、もしくはそれ以降までかかる可能性がある、という。
日経新聞は日曜日、政府が1日に約1万人接種できるワクチン接種会場を、早ければ5月に東京都心に開設する。と述べた。同新聞によると、この会場は東京で生活し就労する全員を対象に開かれるという。
また、自衛隊の医学訓練されたスタッフがこのようなセンターにおけるワクチン接種の手助けを行う、と日経新聞は述べた。
各自治体がワクチン接種につき主に対応しているが、日本政府はワクチン接種の開始が遅れていることで厳しい批判を受けている。ロイターの追跡によると、日本は人口の約1%のワクチン接種が完了している。
日本は多くの国が体験したパンデミックの爆発的な広がりを避けてきた。感染者は約55万人、死亡者は9,761人で、これは他の経済大国よりも極めて少ない数である。
しかし、最近の感染者数の増加によって、変異株の急増や、一部の地域における医療スタッフと病院用ベッドの危機的な不足とともに、警鐘が鳴らされている。
東京、大阪、およびその他2ヵ所の都道府県では日曜日、日本で3度目の緊急事態宣言が出された。緊急事態宣言は、人口の約4分の1が対象となり、東京オリンピックが開催される予定の3ヵ月前にコロナウイルスの感染者急増を抑えようと努めている。
ロイター