

アラブニュース・ジャパン
東京:日本の右翼団体が日曜日、東京五輪の選手村に滞在している韓国の選手団に抗議した。デモ隊は李氏朝鮮時代の英雄とされる李舜臣(イ・スンシン)にまつわる標語を改変した横断幕を韓国選手団が掲げたことについて、トラックの拡声器で叫び糾弾した。
「このような垂れ幕を掲げることをなぜ許すのか」「日本から追い出せ」
韓国選手団は、国際オリンピック委員会(IOC)より政治・宗教・人種的な広告活動を禁止した五輪憲章50条に違反するという指摘を受け、この横断幕を撤去した。
右翼団体は選手村を警備する警察と言い合いになったが、ほどなくその場を去った。
もう一つの問題は、被災した福島第1原子力発電所がある福島県の食材が選手村の食事で提供される可能性があるとして、大韓体育会が懸念を示したことだ。
聯合通信によると、韓国は日曜日、選手村近くのホテルに設置した給食センターから同国の選手団などを対象に本格的な食事のサービスを開始する。
報道によると、韓国選手団には五輪の競技場と練習場で1日420食分が配達される予定。韓国はキムチなど食品を持参した調理師と栄養士14人を日本に派遣した。日本で調達した食品に対しては放射線検査を実施するという。