
日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(67)の国外逃亡を助けたとして、犯人隠避の罪に問われた米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員で米国籍のマイケル・テイラー被告(60)と息子のピーター被告(28)の判決が19日、東京地裁であり、楡井英夫裁判長はマイケル被告に懲役2年(求刑懲役2年10月)、ピーター被告に懲役1年8月(同2年6月)を言い渡した。
弁護側は、ゴーン被告が逃亡計画を発案したなどとして、執行猶予付きの判決を求めていた。
起訴状などによると、マイケル被告らは2019年末、ゴーン被告が海外渡航禁止の条件付きで保釈されたことを知りながら、同被告を楽器箱に隠し、関西空港からプライベートジェット(PJ)に乗せ、国外への逃亡を手助けしたとされる。
時事通信