
菅義偉首相が、来日する米製薬大手ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)と23日にも会談することが分かった。新型コロナウイルスワクチンの前倒し供給を直接要請する見通し。政府関係者が22日、明らかにした。
政府はファイザー社から年内に計1億9400万回分のワクチン供給を受ける契約を結んでおり、このうち1億回分は6月末までに輸入済み。さらに7~9月に7000万回分、10~12月に2400万回分が届けられる予定だ。
ただ、一部の自治体で供給不足による接種予約の受け付け停止が相次いでおり、供給前倒しで目詰まりの解消を図りたい考えだ。ワクチン供給の総合調整を担う河野太郎規制改革担当相も同席する。
首相は4月に訪米した際も、ブーラ氏と電話で協議し、ワクチンの追加供給を求めている。
時事通信