


アラブニュース・ジャパン
東京:五輪に参加できない日本人にとって、選手を見つけることは一種の楽しみになった。選手村の前には数十人の好奇心旺盛な日本人が立ち止まり、選手村に入る選手たちを探している。
建物群に出入りするスモークガラスや時々明かりがついていたりするバスの窓からは、選手たち(時々マスクをしていないようだ)が競技やトレーニングから帰ってくる姿を見ることができる。
選手村の入り口は車両の通行を監視する兵士によって警備され、民間の警備員が歩行者の移動を助けたり規制したりしている。選手村の周辺は警察官が安全のため警備を行っている。選手村に沿って流れる運河には、海上保安庁の船や自衛隊員がパトロールしている。
IOCとJOCは、感染症のクラスター発生を防ぐためバブルシステムを採用した。守るべきルールは選手が必ず遵守しなければならないプレーブックで通知され、除外もあるものの処罰がある。ルールは非常に厳しい。競技終了後は、選手たちは48時間以内に選手村を出て母国に帰る。一般の人々との接触は依然として事実上不可能だ。
入口付近でバスがゆっくりと到着すると、日本の人々は激励の手を振ったり、スマートフォンで写真を撮ったりする。
一部の日本人は、英語と日本語で書かれたプラカードに応援と歓迎のメッセージを示し、選手たちとコミュニケーションを取ろうとする。
友人と一緒に来ていた近くに住むある女性はアラブニュース・ジャパンに、毎晩、見かける選手たちを励ますために来ていると話した。彼女は「すべての選手たちの勝利から強さやエネルギーをもらった。感謝している」と付け加えた。