
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」は19日午前、小惑星「りゅうぐう」の撮影を終え、地球帰還に向けたイオンエンジン運転姿勢に変更した。昨年6月の到着以来、観測を続けてきたりゅうぐうの姿はこれで見納めとなった。
JAXAの津田雄一プロジェクトマネジャーはツイッターで、「さあ、前だけを見るときが来た。もう後ろは振り返らない。ありがとうリュウグウ。また会う日まで」と別れを告げた。
はやぶさ2は今後、イオンエンジンの試験運転を約2週間行い、問題がなければ12月初めから本格運転を開始。来年12月ごろ地球に帰還し、りゅうぐうから採取した石や砂などの試料が入ったカプセルを投下する。
Jiji Press