
安倍晋三首相は3日、イランのロウハニ大統領の特使として来日したアラグチ外務次官と首相官邸で会談した。アラグチ氏は大統領からのメッセージとして「6月のイラン訪問を含め安倍首相の外交努力を高く評価している。
引き続き地域の緊張緩和のための取り組みを期待する」と伝達。首相は「日本としても粘り強い外交努力を継続していく」と応じた。
首相は、イランが核合意に反する活動を活発化させていることに懸念を示し、合意を損なう行動を控えるよう求めた。日本政府が検討している中東への自衛隊派遣についても意見交換したとみられる。
アラグチ氏はこの後、外務省で茂木敏充外相と会談した。
Jiji Press