
自民党旧竹下派は25日の総会で、茂木敏充幹事長の新会長就任を決め、茂木派が発足した。所属議員51人を擁し、安倍派、麻生派に続く党内第3派閥。会長就任をめぐっては参院側に不満も残っており、茂木新体制の下、派内が一致結束できるかが鍵となる。
会長ポストは竹下亘元総務会長が今年9月に死去して以降、空席となっていた。政界引退後も参院側に影響力を持つ青木幹雄元官房長官が茂木氏の会長就任に難色を示しているとされるが、今月11日の定例会合で、会長代行を務めていた茂木氏の会長昇格が内定した。
総会では、事務総長に新藤義孝元総務相、副会長に加藤勝信前官房長官、渡辺博道元復興相ら4人を起用する役員体制も決定。参院会長に関口昌一党参院議員会長、事務総長代理には小渕優子党組織運動本部長、石井準一党幹事長代理を充てた。
茂木氏は総会後、記者団に「和やかで風通しが良く、事に臨んでは一致団結して行動できる力強いグループにしていきたい」と抱負を語った。
時事通信