
陸上自衛隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの暫定配備をめぐり、河野太郎防衛相は25日、千葉県木更津市の渡辺芳邦市長と防衛省で会談した。懸案となっていた配備期間のめどについて、河野氏は「5年を目標として対応できるよう頑張りたい」と説明。渡辺氏は「協力することとする」と述べ、受け入れる考えを表明した。
防衛省はオスプレイ17機を佐賀空港(佐賀市)に配備する方針だが、地元漁協の反発で調整がついていない。河野氏は「最終的には佐賀に配備する。(木更津は)あくまで暫定だ」と強調した。
渡辺氏は受け入れに当たり、(1)安全対策の徹底(2)防衛省や市など関係者による協議会設置(3)佐賀空港施設整備の進捗(しんちょく)情報の提供―の3点を要請。河野氏は書面で回答することを約束した。
Jiji Press