
ローマ時事: 岸田文雄首相は4日、ロシアが自身を含む日本人63人の入国禁止を発表したことについて「断じて受け入れられない」と述べた。その上で、これに対抗するための追加制裁に関し「G7(先進7カ国)をはじめ国際社会と連携しながら適切に対応していきたい」と含みを残した。ローマ市内で記者団の質問に答えた。
首相は「今回の事態を招いたのはロシア側だ。責任は全面的にロシアにある」と語った。
一方、首相は、欧州連合(EU)がロシア産石油の禁輸案を発表したことに関し「まだ正式発表には至っていない」と議論を注視する考えを表明。「G7とは今後も足並みをそろえて対応したい。わが国が有する権益は考慮しつつ、具体的な対応を検討したい」とも語った。
時事通信