
政府は11日の持ち回り閣議で、8日に死去した安倍晋三元首相を従一位に叙するとともに、最高位の勲章である大勲位菊花章頸飾を贈ることを決めた。併せて大勲位菊花大綬章も授与する。戦後、大勲位菊花章頸飾を受章するのは首相経験者の吉田茂、佐藤栄作、中曽根康弘各氏に続いて4人目。いずれも死後の叙勲。
松野博一官房長官は記者会見で、授与の理由について「多年にわたる経歴・功績に鑑みたものであり、首相として日米関係を基軸とした外交や経済、安全保障政策に力を尽くした功績、多年にわたる国会議員としての功績などが挙げられる」と述べた。
時事通信