
プノンペン時事: 岸田文雄首相は13日午前(日本時間同)、カンボジア・プノンペンで、ベトナムのファム・ミン・チン首相と会談した。
岸田氏はウクライナに侵攻したロシアが核使用をちらつかせていることを踏まえ、「核の威嚇は受け入れられず使用はあってはならない。共に声を上げたい」と提案。
チン氏は「核なき世界の実現に協力したい」と応じた。
また、岸田氏はブルネイのボルキア国王と立ち話をし、液化天然ガス(LNG)の安定供給などエネルギー分野での協力を要請した。
中国の海洋進出を念頭に「地域の平和と安定のため引き続き協力したい」と語った。
国王は日本訪問の意向を示し、「関係を強化したい」と述べた。
両国との首脳会談は12日に予定していたが、葉梨康弘前法相の更迭で日本出発が遅れたため再調整した。
時事通信