
ニューヨーク時事:国連安全保障理事会の非常任理事国10カ国の半数が1日、入れ替わった。12回目の非常任理事国入りを果たした日本の石兼公博国連大使は3日、安保理議場前で国旗設置式に出席し、「世界の平和と安全に積極的に貢献していく」と抱負を語った。
日本の安保理入りは2016~17年以来で、任期は24年末までの2年間。モザンビーク、エクアドル、マルタ、スイスも同時に非常任理事国となった。
日本は今月、アルファベット順で1カ月ごとに交代する議長国も務める。12日には林芳正外相が議長となり、「法の支配」をテーマに閣僚級公開討論を主宰する。
安保理は、ロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル問題を巡り、米英仏と中ロの対立が深刻化。機能不全が指摘される中、議長国として月初めに行う記者会見に臨んだ石兼大使は「安保理の声を一つにしたい」と強調した。
時事通信