
岸田文雄首相は7日、東京都内で政府など主催の北方領土返還要求全国大会に出席した。
首相はあいさつで、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「日ロ関係は厳しい状況にある」と指摘。
「領土問題を解決し、平和条約を締結する方針を堅持している。政府と国民が一丸となって取り組むことが不可欠だ」と訴えた。
また、墓参など交流事業に関し「今後の日ロ関係の中でも最優先事項の一つだ。一日も早く事業が再開できるような状況になることを強く期待する」と語った。
大会はウクライナ侵攻後初めて。事務局によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で過去2年はオンラインで行われ、元島民や返還運動関係者ら聴衆が参加するのは3年ぶり。
時事通信