
ポートスーダン(スーダン):10月2日、スーダンの首都ハルツームで準軍事組織によりモスクと他の非軍事施設が砲撃を受け、10人が犠牲になった。地元活動家が明らかにした。
これはスーダン軍のトップ、アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン氏とそのかつての副官であり、準軍事組織即応支援部隊(RAF)を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ氏の間で6か月近く続く戦闘においてハルツームで複数の民間人が殺害された最新の衝突である。
地元の抵抗委員会は「RAFによる砲撃で、アル・サムラブ近郊で民間人10名が死亡し、11名が負傷した」と述べた。アル・サムラブはハルツーム中心部から青ナイル川を挟んで北方に位置する。
抵抗委員会は、かつて民主化を求めるデモを組織していた多くのグループの1つだが、現在は戦時下の支援を提供している。
「いくつかの砲弾はモスク、医療センター、市民の住居に落下した」と委員会は東部の都市ポートスーダンで取材していたAFPに対し、電話で話した。
9月12日には、医療関係者がAFPの取材に対し、ハルツーム北部で準軍事組織により「17人の民間人が殺害された」と話していたが、この地域ではRSFによる砲撃が目撃されている。
ヴォルカー・ターク国連人権高等弁務官によると、これらの事件の2日前には、ハルツーム南部の市場が空襲を受け、少なくとも51人が死亡し、数十人が負傷した。
戦闘による暴力の被害はハルツームと西部のダルフール地域に集中しているが、北コルドファン州(ハルツームとダルフールの中間に位置する)でも戦闘が起きている。
「武力紛争の場所・事件データプロジェクト」(the Armed Conflict Location & Event Data project)によると、4月15日の紛争勃発以来、スーダンでは7,500人近くが犠牲になった。
国連の統計によると、戦闘により430万人近くがスーダン国内で避難民となり、さらに約120万人が国境を越えて逃れた。
AFP