
ガザ:パレスチナ自治政府の元大臣が31日、ガザ地区にある自宅へのイスラエルによる砲撃で死亡したとパレスチナの公式通信社とハマス保健省が発表した。
Wafa通信と同省が報じたところによると、パレスチナ自治政府の元宗教相であるユセフ・サラマ氏(68)が、ガザ地区中央部のアル・マガジ難民キャンプへの砲撃で殺害された。
パレスチナ自治政府のアッバース大統領の政党ファタハに近いとされるサラマ氏は、2005年2月から2006年3月まで大臣を務めた。
サラマ氏はまた、エルサレム旧市街にあるアル・アクサ・モスクの説教師も務めていた。
イスラエル軍からは、同氏の殺害について即座のコメントはなかった。
10月7日のパレスチナの武装勢力によるイスラエル南部への前例のない襲撃を受けて、イスラエルはガザ地区のハマスに対する執拗な軍事作戦を開始した。
イスラエルの数字に基づくAFPの集計によると、武装勢力によるこの襲撃で、民間人を中心に約1,140人が殺害された。
ハマスが統治するガザの保健省によれば、イスラエルによる現在進行中のガザへの攻撃により、これまでに21,800人以上が殺害されており、そのほとんどが女性と子供だという。
AFP