
ハルツーム:ヒューマン・ライツ・ウォッチは、スーダンの16ヶ月以上に及ぶ紛争において、両陣営が略式処刑、拷問、遺体の切断などの戦争犯罪を犯していると非難した。
アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍率いるスーダン軍は、2023年4月以来、即応支援部隊(RSF)との壊滅的な戦争に巻き込まれ、数万人が死亡、数百万人が避難している。
ニューヨークを拠点とする権利保護団体は、ソーシャルメディアの画像を分析した結果、少なくとも40人が大量処刑され、18人の被拘禁者が拷問や虐待を受けていることがわかったと述べた。
分析した20のビデオのうち9つでは、少なくとも8人の死体が切り刻まれており、そのほとんどは軍服を着た人々によるものであったが、中には私服のものもあったという。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「すべての事件において、拘束者は非武装であり、捕虜に脅威を与えていないように見え、いくつかの事件では拘束されている」
「スーダンの戦争部隊は、拘束された人々を処刑し、拷問し、人間性を奪い、遺体を切断する様子を繰り返し撮影している」
「これらの犯罪は戦争犯罪として調査されるべきであり、これらの部隊の指揮官を含む責任者は責任を問われるべきである」と彼は付け加えた。
同権利団体は、戦争当事者に対し、「これらの虐待の即時停止を私的に、また公に命じ、効果的な調査を実施する」よう求めた。
さらに、虐待は「戦争犯罪にあたる」として、国連スーダン事実調査団を含む国際的な調査の対象とすべきだと付け加えた。
HRWの報告書は、アミーナ・モハメド国連副事務総長が沿岸部の港湾都市スーダンに到着したのと時を同じくして発表された。
ペリエロ米スーダン特使によると、昨年の戦争勃発以来、数万人が死亡し、15万人に達するとの推計もある。
AFP/ロイター