
ダマスカス:イランのアッバス・アラグチ外務大臣は土曜日、同盟国であるシリアと会談を行い、ガザ地区とレバノンにおける停戦を改めて呼びかけた。
「今日最も重要な問題は停戦であり、特にレバノンとガザでの停戦だ」と彼は記者団に語った。
「この点に関してイニシアティブがあり、成功を期待する協議が行われている」
シリアのバッシャール・アサド大統領は、今週イランがイスラエルに対して行った2度目となるミサイル攻撃はイスラエルに対する「教訓」であると述べた。
イスラエルがイラン支援のレバノン武装組織ヒズボラの指導者を殺害した数日後の火曜日の夜にミサイル攻撃が行われたことは、「強力な対応であり、シオニストの組織に教訓を与えた」と、アラグチ氏がダマスカスを訪問した際にアサド大統領が述べたと伝えられている。
アラグチ氏のダマスカス訪問は、8月に就任して以来初めてであり、イラン支援のパレスチナ武装組織ハマスがイスラエルを攻撃し、ガザ地区で戦争が勃発してからほぼ1年が経過した。
この紛争には、イランの同盟国であるレバノンのヒズボラも巻き込まれており、9月23日にはイスラエルが同武装勢力に対する軍事作戦を大幅に強化した。
アラグチ氏は「今回のダマスカス訪問の目的は、この地域の情勢に関する協議を継続することだ」と述べた。
シリアの首都での会合は、金曜日にベイルートを訪問し、ヒズボラが「ガザ地区での停戦と同時に」受け入れ可能なレバノンでの停戦を支持する意向を表明したのに続くものとなった。
レバノンが金曜日にイスラエルによる空爆により、両国を結ぶ主要な国際道路が寸断されたと発表した後、アラグチ氏は空路でダマスカスに向かった。
イスラエルは、近隣のシリアからヒズボラへの武器流入を阻止することが空爆の目的であったと述べた。
イランは、反政府デモの鎮圧に続いて2011年に勃発した内戦中、シリアのアサド大統領の強力な同盟国であった。
AFP