

カイロ:目撃者がロイターに語ったところによると、数千人が金曜日にラファ検問所でデモを行った。これは、ドナルド・トランプ米大統領が今週初めにエジプトとヨルダンにガザンの難民受け入れを提案したことに対する、国家公認の珍しい抗議行動である。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は水曜日、エジプトがガザンの移住を促進するという考えを否定し、エジプト人は街頭で不支持を表明すると述べた。
デモ参加者は「エジプト万歳」と唱え、エジプトとパレスチナの旗を振っている。
シナイに住むガジー・サイード氏は、「エジプトの犠牲の上に、パレスチナやガザをシナイの土地に移住させることにはノーと言う」と述べた。
トランプ大統領は土曜日に、エジプトとヨルダンがガザからパレスチナ人を受け入れるべきだと述べた。ガザは、15ヶ月間にわたるイスラエル軍の砲撃で230万人のほとんどが家を失ったため、「解体現場」と呼ばれている。
木曜日、トランプ大統領は、エジプトとヨルダン両国への軍事援助を含む豊富なアメリカからの援助について言及し、「我々は彼らのために多くのことをしている」と述べた。
パレスチナ人が独立国家の一部となることを望んでいるガザからパレスチナ人を撤退させるという提案は、パレスチナ指導部にとっては何世代にもわたって忌み嫌われてきたことであり、2023年10月にガザ紛争が始まって以来、近隣のアラブ諸国によって繰り返し拒否されてきた。
ヨルダンにはすでに数百万人のパレスチナ人が住んでおり、エジプトには数万人が住んでいる。
ロイター