
ベイルート:シリア東部で木曜、イスラエルによるものと思われる空爆があり、イランが支援する兵士16人が死亡したと、戦争監視人が述べた。それより数時間前にダマスカスが、中心部の空軍基地に向けて発射されたイスラエルのミサイルを迎撃したと発表していた。
英国を拠点とするシリア人権監視団のラミ・アブドゥル・ラーマン代表によれば、死亡した者らは「イランに忠実なイラク人民兵で、そのうちの7人がマヤディーン市郊外で殺された」という。
他の9人はさらに東のイラク国境にあるアブ・カマル市の南で死亡した。
アブドゥル・ラーマンは、この攻撃はイスラエルによるものである「可能性が高く」、もし確認されれば、過去24時間足らずのうちに同様の攻撃を2回、今週では3回行ったことになると述べた。
水曜の遅い時間、イスラエルの戦闘機からシリア中心部のT4空軍基地に向けて発射されたミサイルを、シリアの防空隊が迎撃したと、国営通信社SANAが報じた。
「我が国の防空隊がそれらの大部分を迎撃した」とSANAは伝え、この攻撃により受けたのは物理的損害だけだったと付け加えた。
月曜、イスラエルの攻撃で民間人1名、政府軍兵士3名、および同盟を結ぶ外国の兵士7名が死亡したと、同監視団は述べた。
同監視団によれば、月曜の攻撃はダマスカスの南にあるシリア軍の拠点、およびレバノンのヒズボラ運動の兵士などイランが支援する民兵らの利用するダルアー県南部の施設を襲った。
イスラエルは2011年に内戦が勃発して以来、シリアに対して数百回の空爆やミサイル攻撃を行ってきた。イランやヒズボラの部隊の他、政府軍も標的となっている。
イスラエル軍が個々の攻撃を認めることはめったにないが、8月3日にはジェット戦闘機、攻撃ヘリコプター、およびその他の航空機を使ってシリア南部の軍事標的を攻撃したことを認めている。
AFP