
テヘラン:イランの準軍事組織、イスラム革命防衛隊は、米国との緊張が継続する中、ヘリコプター、無人機、ミサイル発射装置を搭載できる大型の軍艦を木曜日に進水させたと発表した。
殺害された防衛隊の海軍司令官アブドラ・ロウダキにちなんで命名された艦船の写真には、トラック発射の地対地ミサイルや対空ミサイルを搭載している様子が写っていた。また、防衛隊がアラビア湾で日常的に使用している種類の、4隻の小型高速艇も搭載されていた。甲板に搭載された機関銃には船員が配置されていた。
革命防衛隊によると、艦船は全長150メートルだという。これに対し、米軍のニミッツ級空母の全長は332メートル(1,092フィート)である。防衛隊の艦船には滑走路はないが、ヘリコプター用の離着陸場が備わっている。
防衛隊の海軍司令官であるアリ・レザ・タンシリ提督は、部隊が湾岸水域を超えて深海域の巡視を行いたいと考えていることを示唆した。通常、防衛隊はアラビア湾の水域をカバーし、イラン海軍がオマーン湾とそれ以遠の海域を巡視している。
「インド洋への派遣と任務は我々の権利である 」とタンシリ氏は語った。
この艦船は、バーレーンを拠点とする米海軍の第 5 艦隊によるこの地域での巡視活動に対抗するものと思われる。米国の空母は日常的に中東海域を航行している。イランは、これらの任務を、この地域におけるイスラエルの存在感の拡大とともに脅威と見なしている。
AP