

イスタンブール:レバノンの首相に指名されたサード・ハリーリー氏は金曜日に事前連絡なしにトルコを訪問し、危機に見舞われた国が政府を形成するのに苦労する中、レジェップ・タイイップ・エルドアン氏と会談した。
トルコ大統領府によれば、エルドアン大統領のイスタンブール公邸での2時間にわたる「私的な」会談では、地域の安全保障上の問題および関係の「深化と強化」に焦点が当てられたというが、詳細は明らかにしなかった。
ハリーリー氏の事務所によると、ハリーリー氏とエルドアン氏は、「レバノンで新政権が発足したらすぐにでも崩壊を食い止め、ベイルートを再建するための努力を支援する方法」についても協議したという。
ハリーリー氏は、レバノンで殺害されたラフィーク・ハリーリー首相の息子で、前代未聞の抗議運動の圧力を受けて辞任してからおよそ1年後の10月、3度目の首相職に指名された。
50歳の彼は、経済危機にあえぐ国を継承したが、その影響はコロナウイルスのパンデミックと、8月に200人以上が死亡し、首都を荒廃させたベイルートの港の爆発の後遺症によってさらに悪化している。
トルコは、フランスなどのライバルと外交的影響力を競ってきたエルドアン氏の下で、この地域でますます積極的な役割を果たしている。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は8月と9月にレバノンを訪問し、政治改革を強く求めた。
マクロン氏の最初の訪問の後、エルドアン氏はフランスの指導者がレバノンで「植民地主義的」な目的を追求していると非難した。
エルドアン氏の事務所によると、トルコの大統領は、かつてオスマン帝国の一部であったレバノンの「統一と平和」への支持を再確認したという。
AFP