
チャーリー・ピーターズ
ロンドン:英国の金融家、環境保護活動家、英国政府顧問のベン・ゴールドスミスがUAEでCOVID-19ワクチンの接種を受けた著名人のリストに加わった。首長国は自国をワクチン・ツーリズムのハブとして宣伝することを目指している。
ゴールドスミス(40歳)は、英国政府が3回目のロックダウンに先立ちクリスマス前にCOVID-19の厳しい制限を施行する数日前にUAEに渡航した。
彼は、アブダビの支配者一族のメンバーに招かれて、妻と一緒にファイザー・バイオンテックのワクチン接種を受けたという。
「私たちは、新しいロックダウンの話が出る前の12月中旬に英国を出発し、二人とも海外からリモートで仕事ができることを考えて、帰国を急がないことにしました」と、ゴールドスミスは『ザ・タイムズ』紙に語った。
「UAEに渡航したときには、ワクチンのことは考えてもいませんでした。後になって申し出を受け、その親切な申し出を受け入れることにしたのです」
政治アナリストのアブドゥルカレク・アブドゥラは、UAE政府が自国の人々へのワクチン接種に注力している一方で、「ワクチン接種を希望する一部の外国人にも選択的に対応しています」と述べた。
彼はさらにこう付け加えた。「世界各地から金持ちもそうでない人もワクチン接種のためにUAEを訪れています。彼らは大歓迎です」
アラブ首長国連邦は、約1000万人の居住者に636万7861回のワクチンを接種しており、その接種率はイスラエルやセーシェルに次いで高い。
法律経済国際センターの競争政策担当ディレクターであるサム・ボウマンはアラブニュースにこう語った。「英国が正しく、EUが間違っていたのは、ワクチンの数は決まっていないということです」
「したがって、これを誰かがワクチンを買うために順番抜かしをしていると見なしたくなるのですが、新しいワクチンの供給にさらに多くの資金が投入されるということであれば、私たち全員へのワクチンの提供が早まることになるはずです」