
アンカラ:トルコでは金曜日、ファイザー社/バイオンテック社の新型コロナウイルスワクチンの提供を開始した。新規感染者数が増加を続ける中、1月中旬に始まったワクチン啓蒙キャンペーンでは2回目接種の重要性を伝え始めている。
トルコはこれまでに1650万回分のワクチン接種が行われた。そこには中国の死のバック・バイオテックの開発したワクチンの2回目接種700人分も含まれている。
現在、ワクチンが提供されているのは60歳以上の高齢者と医療従事者、その他の優先接種対象グループだ。
水曜、ファレッティン・コカ保健相は、現時点でファイザー社のワクチン合計280万回分がトルコに輸送されており、今後の数日でその数は450万回分までに上ると予想されていると語った。
接種を受ける順番が来た人はどちらのワクチンにするか選ぶことができるとコカ保健相は述べ、6月までに人口の過半数がワクチン接種済みになることが目標だと付け足した。
エムレ・ヤヴズ氏は、自分と妻はファイザー社/バイオンテック社のワクチンを接種したと話した。娘がヨーロッパに留学しており、シノバックのワクチンを接種した人は入国が許可されない可能性があるためだ。
「EUではこの(シノバックの)ワクチンを受け入れるかどうかが協議されている。なので、確実に安全なこちらのワクチンを選んだ」と、ヤヴズ氏はアンカラ市民病院で1回目の接種を終えた後に語った。
トルコは最近、多くの県で週末のロックダウンを新しく実施している。国全体での新規感染者数がこれまでにない増加を見せているためだ。木曜、新規感染者数は40,806人を記録した。これは、パンデミックが始まって以来、最高の記録だ。
木曜日の時点で感染者数の合計は335万8千人、死亡者数は31,713人。
ロイターの集計では、トルコは現在、週平均に基づく一日の感染者数が世界5位となっている。
ロイター