
アラブニュース
ドバイ: ヨルダンの地元メディアが、ビッシャー・アルカソーネ首相が「クーデター」があったことを否定したと伝えた。また、ハムザ・ビン・フセイン元皇太子が裁判にかけられないことを、議員たちの発言を引用して報じた。
国会議員のサレ・アルアルモウティ氏、モハマド・アルアラクマ氏、オマール・アヤスラ氏はロヤニュースTVに対し、首相が「クーデターはなかった」ことと、関与した者たちは「王室の枠内で扱われる」ハムザ王子を除き、逮捕されたことを確認したと語った。
先週、ヨルダンのアイマン・サファディ副首相が、ハムザ王子が国の不安定化の企みをめぐり外国の関係者たちと連絡をとっており、しばらくの間監視されていたと述べた。
ヨルダンの安全保障を損ないかねない、ハムザ王子と外国の関係者との間の通信を当局が傍受したと、サファディ副首相は記者会見で述べた。
ハムザ王子はいわゆるヨルダンの敵である外部組織と連絡を取り合っており、「扇動の企て」においてアラビア語と英語で2つの動画を録画したことを証拠が示していると、サファディ副首相は付け加えた。
また同副首相は、ハムザ王子の妻も脱出を確保するために外国の代表者と接触したと述べた。
そして、ヨルダンの諜報機関が、同副首相が「ゼロアワー」と呼ぶ時間に特定の通信を傍受したとし、「彼らが設計と計画から行動へと移ったことは明らかだった」と付け加えた。
同副首相によれば、すでに逮捕が発表されている高官たちに加え、14~16人が拘束されているという。
サファディ副首相は、企てを阻止するための治安活動が全面的にヨルダンによって行われており、すべての疑わしい活動は完全に制御下に置かれていることを確認した。
治安部隊は企みに関与した者たちを国家治安法廷で裁判にかけることを求めていると、同副首相は述べた。