• イランの製薬会社Shifafarmedが、不活化ウイルスを基にCOVIran Barekatワクチンを製造した
• イランはワクチンの有効性に関するデータを発表していないが、致死的ウイルスに対する約85パーセントの免疫を主張している

テヘラン：国営テレビが25日に報じたところによると、イランの最高指導者が、イランが開発したコロナウイルスのワクチンを初めて接種した。

アーヤトッラー・アリー・ハメネイ師は、「自国の栄誉を誇るべきなので、イラン製ワクチンを待つ方がよい」とし、外国製ワクチンの接種には関心がないと述べた。

1月、ハメネイ師は西側諸国への不信感を反映し、米英国産ワクチンの輸入を禁止した。

イランの製薬会社Shifafarmedは、不活化ウイルスを基にCOVIran Barekatワクチンを製造し、安全性と有効性の最初の研究が12月下旬に開始した。

中東で最も被害が大きかった同国がワクチンの十分な輸入に問題を抱えたことを受け、先週緊急認可が降りた。

イランはワクチンの有効性に関するデータを公表していないが、国産ワクチンを摂取した人は致死的ウイルスに対し約85パーセントの免疫を持つと主張している。

イラン当局は、コロナウイルスによる死者数が25日に1日で115件増加し、昨年のパンデミック発生以来、国の合計は83,588人に上ったと述べた。

保健省の広報官シマ サダット ラリ氏は、同日に10,820件人の新たな感染者が確認され、合計3,150,949人に達したと述べた。

少なくとも1,397人がウイルスで入院中だと氏は付け加えた。

ラリ氏は、3,219人の患者が重症で、これまでに2,809,595人が回復したと述べた。イランは依然として世界で最も打撃を受けた国の1つである。

イランはまた、外国の協力を得てワクチンに取り組んでいると述べた。イラン当局は、イランとキューバが共同で製造した別のワクチンが、数日中に国のワクチン政策に加わると述べた。

イラン国内のワクチン研究は、当局が米国の厳しい制裁がイランの大量接種の努力を妨げると主張しており、緊急課題となっている。

イランは、所得にかかわらずに各国へのワクチン普及を目的とした国際的イニシアチブであるCOVAXへの参加などを通じて、ワクチンの確保を維持している。しかし、国際的な銀行や金融機関は、アメリカの罰則を恐れてイランとの取引に消極的である。 COVAXの規則の下、イランは8200万人の半数への予防接種に十分な量を発注することができた。

AP