
エジプトのサーミフ・シュークリー外相は、3国の強い要望に見合う法的の必要性を強調
ムハンマド・アブ・ザイド
カイロ: エジプトのサーミフ・シュークリー外相は、大エチオピア・ルネッサンスダム(GERD)を巡るエジプト、スーダン、エチオピアの3国間の交渉が決裂したことを受け、先月国連安全保障理事会に介入を要請したことを表明した。
シュクリー外相は、エチオピアがダムへの貯水を決定したとの声明を繰り返し表明していることを受け、国連の介入が「必要になった」と述べた。
同大臣は、テレビでの声明の中で、エジプトは国連安全保障理事会の理事国と連絡を取り始めており、「安保理は、この重要な問題を注視する必要がある」として、2度目の会合を開くよう働きかかけていると述べ、さらに エジプト政府が、この問題に関する書簡を安保理に送ったことを明らかにした。
エジプトとスーダンは安保理に会合の開催を要請した後、「会合を開くことの重要性について理事国を説得するための外交的接触」を続けていた。
シュクリー外相は、安保理の介入を「待ち望んでいる」とし、安保理がGERD紛争に対し、3ヶ国の要望を満たす拘束力のある法的合意への到達を促すような思い切った態度を取ることを期待しているとしたうえで、「エジプトは常に交渉によって拘束力のある法的合意に達することを目指してきた。 安保理は国際社会の総意を表明する機関であることから、安保理による交渉の再開の後押しがあれば、3国が合意に達する可能性がある」と述べた。