
アラブニュース
ドバイ: アブドゥルファッターハ・エルシーシエジプト大統領が、15日、エジプトの国家安全保障は、決して越えてはいけない一線であると述べたと『Egypt Today』が報じた。エジプトは、エチオピアが大エチオピア・ルネサンス・ダムの貯水計画によって、アフリカの最長の河川の流れを制御できるようになることを懸念している。
完成すると、エチオピアが建設中のダムは、アフリカ最大の水力発電所として機能することになる。
シシ大統領は、エジプトは、スーダンやエチオピアを始めとするすべてのアフリカ諸国への支援を惜しまないが、エジプトの取水量を犠牲にすることはないと明らかにした。
「エジプトは、専門知識と農業生産を届けよう。エジプトは、取水量を確保したいだけだ」とシシ大統領は述べた。 大統領はまた、エジプトには国家安全保障を守るための「さまざまな選択肢」があると警告した。
「エジプトに被害が及んでも、何も起こらなければ、それは、私とエジプト軍は存在しないということだ」と大統領は語った。
シシ大統領は、エチオピアとスーダンに、「平和と繁栄」の中で生きるため「法的拘束力のある協定」を結ぶよう呼びかけた。