
ベイルート:レバノン国民議会は木曜日、総選挙の来年3月27日実施を可決し、ミシェル・アウン大統領が議会に差し戻していた先週の決議を承認した。
10月19日に議会は来年の総選挙の投票日繰り上げを決定していたが、金曜日に再考を促すアウン大統領がそれを差し戻していた。
木曜日に行われた投票は議員票77票で可決されたが、アウン大統領が所属し投票を早めることに反対していた自由愛国運動(FPM)の所属議員らは、海外在住レバノン人に関する2度目の投票において必要票数が得られたどうか疑問がある、と発言していた。
総選挙はもともと5月に実施される予定であった。
FPM代表でアウン大統領の娘婿であるジブラーン・バシール氏が上記の疑問を根拠に同氏に賛同する議員とともに退場し、この日の議会は閉幕した。
「我々は憲法の重大な侵害があるため議会を退場した」とバシール氏は退場後に語った。
総選挙が3月27日に実施されることは、深刻化する経済危機に直面するなかでナジーブ・ミカティ首相の政権にはIMF国際通貨基金の経済再生計画支援を確保する時間がわずか数ヶ月しかないことを意味する。
ロイター