
ニコシア:米国地質調査所(USGS)が、キプロス島の西岸でM(マグニチュード)6.6の地震があったと発表した。死者や被害の報告はまだない。
地中海に浮かぶこの島を午前1時7分(グリニッジ標準時)に襲った強い揺れの震源地は比較的浅く、島内の街ポリスの西北西48kmだったとUSGSは述べている。
同調査所によると、地震は島全体や周辺地域に及び、トルコやイスラエル、レバノンなどの遠隔地でも感知された。
USGSの現時点での分析では、死傷者や建物への被害が出た可能性は低い。
今回の地震について、ヨーロッパ地中海地震学センターはM6.5、震源の深さ51 kmと推定している。
キプロスは二次的な地震多発地帯に位置しているが、この規模の地震は珍しい。
近年で最大のものは1996年のM6.8の地震で、西岸の街パフォスで2人の死者を出した。
1953年のM6.3の地震ではパフォスに被害が集中し、40人が死亡したほか、数百軒の家屋が倒壊した。
AFP