
アラブニュース
ロンドン:UAE当局は25日、国内の感染状況が引き続き改善方向に向かう中、新型コロナの規制をさらに緩和すると発表した。この変更は3月1日(火)から適用される。
NCEMAとして知られる国家緊急危機災害管理局によると、屋内の公共施設では引き続きマスク着用が義務付けられるものの、屋外でのマスク着用は任意となる。
新型コロナの検査で陽性となった人と接触していた人の隔離は不要になる。また、感染者の隔離に関する手順は変更されない。陽性者に必要な隔離期間の長さや、感染者と接触した人がPCR検査を受ける必要があるかどうかは、各首長国の自由裁量となっている。
UAE当局はまた、礼拝の呼びかけとイカーマの間の時間間隔をコロナ禍以前のものに戻すことを承認し、使用後に毎回消毒することを条件に、モスクが冊数を限定してコーランを参拝者に使用させることを可能にすることにも同意した。現在、モスクやその他の礼拝所では礼拝者同士が1メートル以上間隔を開けることが義務付けられているが、この規制は維持される。
ワクチン接種を終えた渡航者は接種状況を証明する書類を提出する必要がある。一方、ワクチン接種を受けていない渡航者は、出発前48時間以内に受けたPCR検査の結果が陰性であることを提示する必要がある。
入国時の規則と同様に、NCEMAは、地域のイベントや展示会、その他の文化・社会活動に参加を希望する人はワクチン接種の証明としてアル・ホスン・アプリの「グリーンパス」を提示するか、そうでなければ、イベント参加の96時間前までに受けたPCR検査の結果が陰性であることを提示しなければならないと発表した。
経済・観光分野ではソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保が撤廃された。UAE当局はまた、すべての年齢層でスポーツ活動を再開すると発表した。
NCEMAは、感染状況の新たな局面に対処するためには、国民の役割と責任が当局の役割と責任と同じぐらい重要だと指摘した。UAE当局はまた、通常の日常生活に完全に戻るためには、すべての人が残った感染防止措置を引き続き遵守することが必要だと述べた。