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スーダンのブルハン将軍が緊張緩和のための措置に言及

2021年12月、ハルツームでインタビューに応じるスーダン最高評議会議長のアブデル・ファタフ・アル・ブルハン将軍。(ロイター)
2021年12月、ハルツームでインタビューに応じるスーダン最高評議会議長のアブデル・ファタフ・アル・ブルハン将軍。(ロイター)
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16 Apr 2022 10:04:45 GMT9
16 Apr 2022 10:04:45 GMT9
  • 「我々は困難な時期に乗り出そうとしており、全員が国のために譲歩しなければならない」と、アル・ブルハン将軍は述べた
  • 同将軍は10月25日に他の軍指導者らとともにクーデターを起こし、オマル・アル・バシール氏失脚後に2年間続いた民間政治連合との権力分担に終止符を打った

ハルツーム:スーダンの軍事指導者アブデル・ファタフ・アル・ブルハン将軍が金曜、軍事クーデターから6カ月経つ同国の緊張緩和に向けた措置について、コメントの中で言及した。

「私たちは困難な時期に乗り出そうとしており、全員が国のために譲歩しなければならない」と、ラマダンの集会でのコメントで、国内の経済と治安状況の悪化に言及して述べた。

そして、「我々は、解決につながる対話のための雰囲気を作り出すために、できることを提案する用意がある」と付け加えた。

将軍は10月25日、他の軍指導者らとともにクーデターを起こし、オマル・アル・バシール氏失脚後2年間続いた民間政治連合との権力分担に終止符を打った。

それ以来、抗議デモに対する治安部隊の弾圧で少なくとも94人の人々が死亡し、数十人が逮捕されている。

ブルハン将軍は、「政治的理由による勾留者」はいないものの、検察官および司法長官と会い、民間の主要な政治指導者を含む勾留者の釈放を早めることについて議論したと述べた。

また、現在の非常事態を緩和する可能性についても協議したという。

そのような措置は、信頼構築のための手段として、国際社会からしばしば要請されていたものである。

ブルハン将軍によると、これらの措置の背景には、一部の政治グループによる合意達成に向けた譲歩があるという。

ロイターは今月初め、軍部と連携する政党が新政府樹立のために提示した協定の検討が進められていることを報じた。

ブルハン将軍は以前、軍部は選挙で選ばれた政府にしか権力を渡さないと発言していた。金曜のコメントでは改めて、各政党に合意の実現を呼びかけた。

将軍はコメントの中で、過去とは異なり、いかなるグループも政治の現場を支配するべきではないと述べた。軍の指導者たちはクーデター前後のコメントで、民間の連合勢力が権力を独占していると非難している。

ブルハン将軍はまた、バシル政権と関係のある多くの公務員の復帰につながった裁判所命令を見直すと述べた。

ロイター

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