
ナジア・フーサリ
ベイルート:日曜日が週末である国々のレバノン大使館は、在外レバノン人が議会選挙に投票するための準備を整えた。
世界中に数百万人いる在外レバノン人のうち、UAE、米国、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ各地に住み、数か月前に外務省の名簿への登録を済ませた人の数は19万人以上に及ぶ。
金曜日の夜に、アラブ・イスラム10カ国での第1期在外投票が終了し、最終的な投票率は登録有権者のおよそ60%に達した。
レバノン・ファランヘ党(カターイブ党)、進歩社会党、レバノン軍団の3つの野党が議会選挙での上位を占めた。ヒズボラとアマル運動は、イランと最も投票率の高かったシリアで高い支持を集めた。
スンニ派の有権者の投票率の高さは湾岸諸国で顕著であり、特にベイルートの第2選挙区の投票が多かった。
2019年に街頭で抗議デモを行った変革勢力、いわゆる革命運動への票は、複数の候補者を擁立したために在外投票の票が分散してしまい、行方を追うことはできなかった。
候補者たちは、選挙法に従って、月曜日まで続く「選挙の沈黙」を守っている。
アラブニュースは、候補者たちに近い情報筋に取材した。そのうちの1人は匿名を条件に、次のように述べた。「湾岸諸国からの内部情報によると、特にサウジアラビア、クウェート、カタール、バーレーンで、かなりの割合の在外レバノン人が変革勢力に投票したようだ。革命運動の候補者に投票した有権者は、青いインクのついた指の写真を投稿していた。」
「スンニ派の一部が、選挙に参加しないという未来運動の決断に従って選挙をボイコットしたという事情はあるものの、ベイルートの第2選挙区でのスンニ派有権者の投票率の高さが際立っていた。
他の有権者がボイコットしたのは、伝統的な政党の候補者に、再選に値すると納得できるような人物が見当たらなかったからだ。特にシーア派の有権者は選挙をボイコットすることを選んだ。」
最終的な投票率は、シリアが83.79%と最も高く、イラン73.83%、オマーン66.45%、クウェート65.59%、サウジアラビア49.26%、バーレーン66.46%、ヨルダン59.63%、カタール48.72%、イラク48%、エジプト44%だった。
これらの国々では、約31,000人の在外レバノン人登録有権者のうち約18,000人が投票を行った。全体の投票率は、58.89%だ。
2018年のアラブ諸国での投票率は約65%だった。
投票箱は赤い蝋で封印され、追跡装置を取り付けられた状態で、DHLによって配送され、土曜日にレバノンに到着した。しかし、イランからの2つの投票箱は、DHLがイラン政府との取引を行っていないため、レバノン大使のアッバス・ハッサン氏が自ら空路で運んだ。大使によると、2つの投票箱には474票が収められていた。
シリアとの国境にあるレバノンのマスナア検問所では、内務省が853票が入った3つの投票箱を受け取った。
投票箱は既にレバノン中央銀行に移されており、レバノンでの選挙が終了する5月15日夜まで保管された後に、残りの投票箱と共に開票される。