
アラブニュース
ロンドン:ジョー・バイデン米国大統領とヨルダンのアブドッラー2世国王は、金曜日、イスラエルとヨルダン川西岸地区における暴力の増加に「緊急に対処する」方法について協議した。
この地域では、3月下旬以降、イスラエル治安部隊とパレスチナ人が恒常的に衝突し、死者が出る騒動が続いている。
ホワイトハウスは声明で、「両首脳は最近の地域の出来事について協議し、暴力を止め、非難を静め、緊張を緩和するための早急な方策について議論した」と発表した。
3月22日以降、少なくとも18人が死亡する襲撃事件が相次ぎ、緊張が続いている。集計によると、同期間にパレスチナ人31人、アラブ系イスラエル人3人が死亡している。
ホワイトハウスの発表によると、両首脳は米国とヨルダンの間の緊密かつ永続的な友好関係を再確認したとのことだった。
「ヨルダンは中東における重要な同盟国であり、安定をもたらす存在である。大統領は、ヨルダンと国王陛下のリーダーシップに対する米国の揺るぎない支持を確認した」とも付け加えた。
バイデン大統領は会談で、イスラエル・パレスチナ紛争の2国家間での解決への強い支持を確認し、ハラム‐シャリーフ/神殿の丘の歴史的現状を維持する必要性を指摘している。
大統領はまた、エルサレムにあるイスラム教の聖地の管理者としてのヨルダンの重要な役割を認識した。
両首脳は、インフラ、エネルギー、水、気候プロジェクトにおけるさらなる地域統合の政治的・経済的利益について議論し、ヨルダンはそうした協力や投資のための重要な拠点となることを確認した。