
アラブニュース
エルサレム:イスラエル総保安庁(シンベト)は2日、ダーイシュとつながりのある組織をイスラエル北部で解体したと発表した。その組織の同調者とされる者たちは今年、死者を伴う攻撃を行っていた。
「ナザレの住民6人が数週間前に逮捕され、イスラエル国内で(ダーイシュの)代わりにテロ活動を行おうとしていた容疑でシンベトに尋問された」と同庁は声明で発表した。
構成員は「集まって攻撃の準備をしていた」と同庁は補足した。
同庁は、今回の捜査で「イスラエルにおけるダーイシュの影響力が浮き彫りになった」と発表した。
3月にはイスラエル南部ベエルシェバ市で、有罪判決を受けたダーイシュの同調者が人を刺して車で体当たりし、4人が死亡した。
その数日後、イスラエル北部ハデラ市で警官2人が射殺され、数人が負傷した。その後、聖戦士集団がその攻撃に対する犯行声明を出した。
ダーイシュは、イスラエルの人口の約5分の1を占めるアラブ系市民を勧誘している。ダーイシュのその活動はイスラエルの長年の懸案だったが、ベエルシェバとハデラでの攻撃は新たな懸念を引き起こした。