
アラブニュース
テヘラン:抗議活動が4週目に入り、活動家グループは水曜日、体制転覆を目指して新たなデモを全国で行うよう呼びかけた。イラン・インターナショナルが伝えた。
「テヘラン・ユース」として知られるこのグループはサナンダジュでデモ参加者を厳しく取り締まり、暴力を振るった政権側の対応を受けて、水曜日午後からすべての主要道路や広場で大規模な抗議集会を開くよう呼びかけている。
オスロを拠点とする団体、イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)は水曜日、数週間前のマフサ・アミニさんの死をきっかけに始まった、イラン全土での抗議活動の中で未成年者を含む少なくとも108人が死亡したと発表した。
IHRが出した声明によると、イランの治安部隊はそれとは別に、南東部スィースターン・バルーチェスターン州の都市ザーヘダーンで、複数のデモの取り締まり中に合計で少なくとも93人を殺害した。
ザーヘダーンでの暴動は9月30日の抗議活動中に、地域の警察署長が10代の少女をレイプしたという報道に対する怒りから引き起こされた。
人権活動団体はまた、アミニさんの出身地であるクルディスタン州の州都サナンダジュでの取り締まりが行き過ぎているとして、火曜日に懸念を表明した。
「国際社会は即時の対応を取ることで、これ以上クルディスタンで流血が起きないよう阻止しなければなりません」とIHRのマフムード・モガダム理事長は水曜日に出した声明で述べている。
「クルディスタン州の都市サナンダジュでは、過去3日間、広範な抗議デモと、暴力的な弾圧が“行われてきた」とIHRは指摘し、クルディスタン州での現時点での死者数には、その3日の間に殺された人々は含まれていないと付け加えた。
IHRはまた、これまでにマーザンダラーン州で28人、クルディスタン州で14人、ギーラーン州と西アゼルバイジャン州で12人、テヘラン州で11人の死者の報告を受けているとした。
IHRによると、イランの治安部隊は過去1週間で、学校や街頭でのデモで多くの子供を逮捕している。
さらにIHRによれば、死者数には日曜日にイラン北部のラシュト中央刑務所内で抗議中に発生したとされる死者6名は、調査中のため含まれていない。