
ワシントン:米国政府によると、米国は1日、アラブ首長国連邦(UAE)との1000億ドル相当のクリーンエネルギー・パートナーシップを発表した。
カリーヌ・ジャンピエール米政府報道官は声明の中で、この「クリーンエネルギー促進のためのパートナーシップ」(PACE)が、低排出エネルギー源を開発し、2035年までに世界中で100ギガワット分のクリーンエネルギーを供給することを目指すものだと述べた。
両国は、炭素やメタンなどの有害排出物の管理、原子力技術の開発、工業および輸送部門の脱炭素化にも投資する予定。
また、資金は「クリーンな開発が資金不足に陥り、かつ世界の気候変動対策に不可欠な新興国」を支援するためにも提供される予定という。
「PACEは、クリーンエネルギーへの移行を加速させ、私たちの共有する未来が依拠する気候変動対策を実現するために、同盟国やパートナーと緊密に協力するという私たちの揺るぎない決意を反映している」と声明は述べている。
この発表は、エジプトで開催される国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)の数日前に行われた。
2023年には、主要産油国の一つであるUAEが、ホスト国としてCOP28を開催する予定となっている。
国連によると、化石燃料は気候変動の最大の原因であり、世界の温室効果ガス排出量の75%を占める。
AFP