
アラブニュース・ジャパン
ドバイ:UAEの月面探査機の打ち上げが、「追加の打ち上げ前チェック」のために1日遅れることが、11月30日(水)に発表された。
スペースX社の声明によると、ロケット「ファルコン9」に搭載された探査機「Rashid」は、現在、12月1日(木)午前3時37分(GMT8時37分)に、米フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍基地から打ち上げられる予定となっている。
Standing down from launch of ispace's HAKUTO-R Mission 1 to allow for additional pre-flight checkouts; now targeting Thursday, December 1 at 3:37 a.m. ET for liftoff
— SpaceX (@SpaceX) November 30, 2022
UAE製の探査機「Rashid」は、日本のispace社の「HAKUTO-R」ミッション1の月着陸船内に格納され、月面に運ばれることになっている。
同社の声明によると、月着陸船は2 x 2.5 メートル強のサイズで、船内に10kgの探査機を搭載でき、2023年4月頃に、月の見える側のアトラス・クレーターに着陸する予定だ。
それらが一体となった宇宙船は、打ち上げ後、月へと真っ直ぐに向かうのではなく、エネルギーをより必要としないルートを辿ることになっている。
これまでのところ、米国、ロシア、中国だけが、探査機を月面に送り込むことに成功している。もし成功すれば、「Rashid」はアラブ世界初の月ミッションになる。また、このミッションでは、日本の民間企業が資金を提供して製造した初の宇宙船が月に着陸するのを見届けることにもなる。
*AFP通信