
ドバイ:12月8日、イランは全国規模で広がっているデモの最中に行われたとされる犯罪で有罪となった被告を処刑したと発表した。デモ関連で死刑が執行されたのは初めてである。
イランのニュース局、ミザンが伝えた。被告はテヘランで道路を封鎖し、治安部隊員を鉈で襲ったという。
イラン司法当局が運営するミザンは処刑された人物の氏名をモフセン・シェカリだとした。
被告はテヘランの革命法廷で有罪判決を受けたが、同法廷は通常非公開で審理を行い、他の例でも国際的批判を浴びている。
ミザンによると、被告は9月25日に逮捕され、11月20日に「モハレベー」(ペルシア語で「神に反する罪」を意味する)のかどで有罪となった。
この罪名は、1979年のイラン革命以後数十年にわたって他の人々にも適用されてきたもので、死刑が言い渡される。
イランは9月16日に道徳警察による逮捕後拘留中に22歳のマフサ・アミニさんが死亡して以来、大規模デモによって揺れている。
AP