
上級閣僚の話し合いを受け、エジプトとトルコが様々なレベルでの産業協力の推進に自信を見せている。
エジプトのアフマド・サミール貿易産業相はトルコのメフメト・ファーティヒ・カジュル産業技術相と会談し、技術面や専門家間の協力の推進について話し合った。エジプトにトルコの産業区域を設ける案も議題となった。
貿易産業相は高官の代表団を率いてアンカラを訪問し、その中で会談が実現した。
サミール氏のトルコの首都訪問は、エジプトの貿易産業相としては10年ぶりとなる。
両者は、特に家具やカーペット、化学産業について、2024年6月までに共同プランを策定する可能性について話し合った。
会談の中で、サミール氏は提案されている共同覚書の内容として、産業協力や技術知見の移転、技術訓練、大学教育および大学入学前の教育、産業投資、農業の産業化などが盛り込まれると語った。
また、エジプトでの共同製造プロジェクトや様々な国への輸出について展望を示し、「エジプトは海外に輸出している企業に多くの優遇を与えている」と述べた。
カジュル産業技術相は、エジプト代表団の訪問は両国の経済協力が新たな段階に入ったことを告げるものだと語った。
そして、産業・技術協力を強化する重要性を強調し、「トルコには354の産業区域があり、産業分野のトルコ経済への寄与は2400億ドル、すなわち国の収入の27%に相当する」と述べた。
サミール氏はカジュル氏のカイロ訪問を促し、今回の訪問の成果を受け継ぐとともに、両国の今後の協力プロジェクトについて精査するように求めた。