
ローマ:地中海中部で船の沈没により移民41人が死亡した先週の事故について、イタリアのランペドゥーザ島に到着したばかりの生存者の話とともに、イタリアのANSA通信が9日に報じた。
ANSA通信によると、沈没事故を生き延びた4人は救助隊に対し、子供3人を含む45人を運ぶ船に乗っていたと話したという。
船は3日の午前、移民危機の渦中にあるチュニジアのスファックスから出発したが、数時間後に転覆して沈没したという生存者の話を伝えている。
生存者であるコートジボワールとギニア出身の男性3人と女性1人は、貨物船に救助された後、イタリア沿岸警備隊の船に移されたと語った。
事故についてイタリア沿岸警備隊にコメントを求めたが、回答はすぐに得られなかった。
ANSA通信が伝えたニュースは、約30人が行方不明になっているという、6日にイタリア沿岸警備隊が報告した2つの沈没事故と関連があるかどうかははっきりしていない。
イタリア沿岸警備隊はまた、57人の生存者と2人の遺体を回収したと発表。沈没した船のうち少なくとも1隻は、3日にスファックスから出航していたとメディアは報じている。
これとは別に、6日にスファックス近くで沈没した船から11人の遺体を回収し、44人が現在も行方不明であると、チュニジア当局が7日に発表した。
7日に更新されたイタリア内務省の最新データによると、イタリアは今年に入ってからこれまでに約93,700人の移民が海路で到着しており、2022年の同時期は44,700人だった。
ロイター