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ロシュ・ハシャナでイスラム教徒とユダヤ教徒の関係を強化

2020年12月17日にドバイのホテルで行われた結婚式にて、ユダヤの伝統的な天幕の下、ラビが結婚式を司る。(写真AP)
2020年12月17日にドバイのホテルで行われた結婚式にて、ユダヤの伝統的な天幕の下、ラビが結婚式を司る。(写真AP)
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06 Sep 2021 06:09:35 GMT9

ロシュ・ハシャナの祝日は内省の時間である。イスラム教徒とユダヤ教徒の対話の成果を思い返す重要な時間であり、来年に向けて我々の絆をさらに強める機会でもある。共通の価値観や伝統など、我々を団結させるものは多い。イスラム教徒とユダヤ教徒が手を取り合って活動することは、最終的に我々の地域の成功へとつながっていく。来たるべきユダヤ教の新年を迎えるにあたって、我々は関係と対話をさらに深めることを約束しなければならない。

かつて偉大なマハトマ・ガンジー氏は「他人に自分の宗教を尊重してもらうのと同じように他人の宗教を尊重しようとするなら、世界の宗教を好意的に学ぶことは神聖な義務である」と語った。宗教的指導者として我々は、全ての宗教と全ての人々、特にアブラハムの世界三大宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教の平和的共存への道を見出す責任がある。

この1年間で、多くの成果がこの地域で見られた。ドバイでは、活動的なUAE人の若者のグループがイフタールとラグバオメルを共同開催し、イスラム教徒とユダヤ教徒を招いて共に祝日を祝った。我々の団体はバーレーンとドバイの両方で安息日の食事を用意し、外交官、UAE人、バーレーン人を呼び集め、イスラム教徒もユダヤ教徒も食事を共にし、我々の共通性について語り合った。金曜日は両宗教にとって特別な日であり、共に祝った。

ちょうど数週間前、16年ぶりにバーレーンでバル・ミツワーが行われた。イスラム教徒もユダヤ教徒も出席した。

数ヶ月前、異宗教間の関係の役割および共に地域を前進させていく方法についての共同パネルディスカッションにイスラム教徒とユダヤ教徒の大使が参加した。バーレーンの駐米大使アブドゥラ・ラシュド・アル・カリファ氏、元バーレーン駐米大使で駐米UAE大使のユセフ・アル・オタイバ氏、元米国駐オマーン大使のマーク・シーバース氏らが揃って、異宗教間の対話が地域にとって重大である理由を語った。

全ての宗教と全ての人々の平和的共存への道を見つけ出すよう我々は信仰によって教えられている

ラビ・エリー・アバディ博士

1,400年に渡ってユダヤ教とイスラム教は、アラビア半島、中東、中世のスペインで緊密なつながりを持ってきた。互いに共通の祖先を持ち、似通った価値観や聖書を持っていた。全ての宗教と全ての人々の平和的共存への道を見つけ出すよう我々は信仰によって教えられている。従って、ユダヤ教徒とイスラム教徒の、ユダヤ教とイスラム教のコミュニケーションや協調の方法を確立するため、以下のステップが必要である。

第1に、平和は基本的人権であることを、我々が模範となって信徒に伝えなければならない。我々のどのコミュニティに対してであれ、ハラスメントや攻撃の被害が発生したときには共に立ち上がらなければならない。間違った伝え方、悪魔化、ステレオタイプ化、偏見、世界で起きていることへの認識の欠如などを、平和と互いの宗教に対する尊重を教えている現在の教育プロセスを通して克服しなければならない。

第2に、我々は互いに自分たちの宗教の歴史・文化・伝統に多大な誇りを持っているが、それと同様に、互いに相手の宗教に対する理解や寛容のレベルについても誇りを持てるようにすべきである。自分たちの宗教に誇りを持つように仲間を励ますのと同様に、他の宗教や文化に対して不寛容や無知を示す者は厳しく戒めなければならない。

第3に、計り知れない価値や平和を模索するように仲間を導くことが我々の責任である。宗教紛争の「重要性」についてではない。もちろん、世界は様々な人種、肌の色、民族、宗教、政治的イデオロギーで形作られている。しかし、全ての宗教やバックグラウンドの人々が、コミュニケーションをすること、寛容になること、受け入れること、尊重すること、そして最終的に互いを信頼し合うことを奨励されるようになったとき、平和の種は成長を始める。

ユダヤ教の新年を迎えるにあたり、国連のマニフェストに書かれている文化と平和についての次の名文句を思い返そう。「我々は互いの宗教的信念を、対立の理由としてではなく、つながりを持つための方法として用いることを学ばねばならない」来年、この地域の全ての人々にとって、この言葉が導きの光となることを願う。ユダヤ教とイスラム教は姉妹宗教として永遠に結ばれている。信仰、典礼、歴史、文化において我々は互いにつながりを持っている。開かれた対話を続け、互いへの尊敬、受容、共存、愛を持って、似通っているところも異なっているところも大切にしなければならない。自分たちのコミュニティに対して、仲間に対して、共通の父祖アブラハムに対して、我々はその義務を負っている。

ラビ・エリー・アバディ博士は湾岸ユダヤ人コミュニティ協会(AGJC)のラビ(指導者)であり、エミレーツユダヤ人評議会(JCE)の上級ラビである。

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