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サウジアラビア、サイバーセキュリティにすべての国が協力するよう要請

アブドルアジーズ・アル・ワゼル氏 (SPA)
アブドルアジーズ・アル・ワゼル氏 (SPA)
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22 Jun 2024 02:06:14 GMT9
22 Jun 2024 02:06:14 GMT9
  • 王国の国連代表は、重要な国益と安全保障を守る上でサイバーセキュリティが果たす役割を考えると、これは特に重要だと述べている。
  • 彼は国連安全保障理事会に対し、この分野は急速かつダイナミックに発展し、国内、地域、そして世界的にこの分野の発展に貢献してきたと語る。

アラブニュース

ロンドン:サウジアラビアは、成長と繁栄を可能にする安全で信頼できるサイバースペースの必要性がかつてないほど切迫しているとして、すべての国に対しサイバーセキュリティ強化の取り組みを優先するよう促した。

アブドルアジーズ・アル・ワゼル王国国連常任代表は、国際社会は国連と協力して、脅威と闘うための国際的な取り組みを統一するため、真剣かつ実践的なアプローチを採用すべき時だと述べた。サイバーセキュリティが各国の重要な利益と国家安全保障を守る上で果たす役割を考えれば、これは特に重要なことだと同氏は説明した。

サウジ通信が金曜日に報じたところによると、アル・ワセル氏の発言は、木曜日に国連安全保障理事会で「国際の平和と安全の維持」という見出しの下、進化するサイバー空間の脅威について討議が行われた際のものだった。

アル・ワゼル氏は、国家の発展と多様化のためのサウジ・ビジョン2030計画の一環として設立された王国のサイバーセキュリティ部門の活動と急速な進展を強調した。同部門は急速かつダイナミックに発展しており、国内、地域、そして世界的にこの分野の発展に貢献していると同氏は付け加えた。

王国は、中央集権的なガバナンスと分権的な運用可能性に基づくサイバーセキュリティのモデルを開発し、国家当局の責任下に置くことで、変革の旅を始めたと同氏は述べた。このモデルの特徴は、サイバーセキュリティに関連するあらゆる側面(立法、セキュリティ重視、経済、開発など)に対処するための包括的な枠組みである。

2017年、サウジアラビア当局はサイバーセキュリティのための国立研究所を設立し、この分野における王国の努力はいくつかの国際的な成果につながった。中でも最も注目すべきは、国際電気通信連合の2020年グローバル・サイバーセキュリティ指数で世界第2位、アラブ世界、中東、アジアで第1位を獲得したことである。

そして今週、スイスの国際経営開発研究所(International Institute for Management Development)の世界競争力センター(World Competitiveness Center)が編纂した「世界競争力年鑑2024(World Competitiveness Yearbook 2024)」において、サウジアラビアがサイバーセキュリティの世界ランキングでトップに立った。2024年の世界競争力指数全体では、2022年に24位、昨年は17位だった同国は16位に上昇した。

アル・ワゼル氏はまた、サイバーセキュリティに関する戦略的問題を議論するために世界中の意思決定者が集まる国際的なプラットフォームであるグローバル・サイバーセキュリティ・フォーラムが2020年に王国で開始されることにも言及した。昨年の同フォーラムには120カ国以上が参加し、国際レベルでのサイバーセキュリティ強化を支援するため、リヤドに本部を置く国際サイバーセキュリティ・フォーラム財団が設立された。

「王国は、地域のサイバーセキュリティを強化するために協力する地域の努力を統一することに熱心であり、その結果、王国の提案に基づき、湾岸協力会議の傘下にサイバーセキュリティの専門閣僚委員会が設立された」とアル・ワゼル氏は述べた。

王国の別の提案により、昨年9月、アラブ連盟の庇護の下、リヤドに事務局と執行部を置くアラブ・サイバーセキュリティ閣僚理事会が設立された。

国連はこの分野における王国の活動を歓迎し、「サウジアラビアはまた、世界各地で能力開発訓練を実施しており、40以上の国や組織がこのような訓練に参加している」と述べた。

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