



リヤド: 森野泰成駐サウジアラビア王国日本大使は木曜日、日本の天皇陛下の65歳の誕生日を祝うレセプションを開催した。
サウジアラビア王国政府を代表し、リヤド地域の市長であるファイサル・ビン・アブドルアジーズ・ビン・アヤフ王子が、多くの在外公館代表や要人とともにレセプションに出席した。
森野大使は挨拶の中で、日本とサウジアラビアの二国間関係が着実に発展していることを強調し、今年が外交関係樹立70周年にあたることを指摘した。
1月には、武藤経済産業大臣と松本外務大臣政務官がサウジアラビアを訪問した。
2月にはサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子外相が来日し、日本側と戦略的パートナーシップ協議会の設立に関する覚書に署名した。
森野大使は、「日本・サウジ・ビジョン2030」に沿って、クリーンエネルギー、鉱物資源、ICT、健康、食品、娯楽、スポーツなど様々な分野にわたる日本とサウジアラビアの経済協力の拡大を強調した。
また、海外直接投資誘致に向けた日本の取り組みについても語った。
大使は、文化・人的交流の継続的な発展を強調し、日本文化がサウジアラビアの市民、特に若者を魅了し続けていると述べた。
同大使は、4月に開幕する関西・大阪万博について触れ、このイベントがサウジアラビアをはじめ世界中から多くの来場者を集めることに期待を示した。
また、万博は地球の生態系、人類の多様性、人類の英知結集の重要性を紹介するものであると述べた。
スピーチの最後に、森野大使は、国際的な平和と安定、そして人類の発展を促進するため、日本とサウジアラビアの戦略的パートナーシップをさらに強化していくことを再表明した。