

ハラ・タシケンディ
リヤド:サウジ人の勇敢な探検家グループが、厳しい危険な環境をものともせず、素晴らしいトレッキングを見せ、ネパールのエベレストベースキャンプに到達した。ただ、今回成功を収めたチームのメンバーは一般的な登山者ではない。直近にサウジの旗を打ち立てる功績を残したこのグループは、主にシニア世代と退職者で構成されるグループなのだ。
旅行代理店アカム・アル=ジャジーラが同行したこのサウジ人16人のグループは、15日間をかけ、渓谷を通り、滝の下をくぐり、橋を超えてエベレスト山南側のベースキャンプに到達した。ついに標高5,364メートルのキャンプに到達すると、グループはサウジ国旗を掲げてイスラム教の祈り、アザーンを行った。
グループの参加者の一部が行程で意識を失うなど、いくらか健康面での問題はあったものの、応急処置を受けた後は果敢に進み、チーム全員で無事ベースキャンプに到着した。
その後、同チームはネパール・カトマンズのサウジアラビア大使館で成功を祝い、功績を祝す証明書を受け取った。
一部のニュースメディアでは誤って同チームが標高8,848メートルのエベレスト山頂に到達したとしているが、登山者の年齢と健康状態を勘案すれば、ベースキャンプ到達は十分に素晴らしい功績と言える。
ヒマラヤデータベースに残る登山の歴史において、同山の山頂に到達した者が4,833人に過ぎないことからも明白なように、エベレスト登山は難易度の高い挑戦だ。同データベースには、山頂を目指す中で288人が命を落としたことも記録されている。
しかし、これに比べて、ベースキャンプ到達は難易度が低い。適切なサイズのバックパックを背負って上り坂を3~6時間歩ける健康な人であれば、誰でも到達できると多くの専門家が語っている。